- 2013年9月18日
vCE Charter Study Japan
日本のオンライン広告配信の現状とその効果についての理解を促進するため、コムスコアは76のキャンペーンに対して調査を実施しました。本調査はビューアビリティやブランド保護、ターゲットへのリーチ等の各指標の現状を明らかにするとともに、日本の広告市場の根本的な課題を浮き彫りにする結果となりました。以下は内容の抜粋です。
- 半分以上の広告は『見られていない』:配信された広告インプレッションのうち、ビューアビリティ率は他の地域よりも低い49%であり、半分以上の広告は見られていないという結果になりました。また、数値が高いキャンペーンが70%以上だったのに対し、低いキャンペーンでは20%前半と、キャンペーンごとにかなり大きな開きがあることもわかりました。
- ほとんどの配信はターゲット地域内:ターゲット地域外である日本国外へ配信された比率は4.2%でした。中でも最も多かった国外の配信はアメリカで、約1/4を占めていました。こちらもキャンペーンごとにバラつきがあり、100%国内に配信されたキャンペーンもあれば、10%以上が国外に配信されてしまったものもありました。
- ブランドイメージに影響のあるページに配信された割合はアジア圏の9倍:全計測インプレッション中、ブランドイメージを損なう可能性のあるコンテンツページに配信された割合は0.92%で、アジア太平洋圏と比べて9倍以上の結果となりました。このようなページに1回でも広告配信があった場合、ブランドイメージに対するダメージは大きいでしょう。