世界で一番オンラインリテールを利用するのは日本のユーザー:国内のインターネット利用動向レポートをリリース
2013年10月15日 – コムスコア・ジャパン株式会社は本日、2013年現在の日本のインターネット利用動向の包括的なレポートである「Japan Digital Future in Focus 2013」をリリースしました。
本レポートの内容抜粋
この「Japan Digital Future in Focus 2013」は、PCやモバイルからのインターネットの概況や、オンライン動画、ソーシャルメディア、オンラインリーテル等、様々なカテゴリー毎にインターネット利用動向を分析しています。以下は内容の抜粋です。
- インターネット人口は世界第4位:日本では7,365万の人がPCからインターネットを利用しています。モバイルユーザーは1.02億人であり、そのうち、スマートフォンをメインの端末として利用している人は34.8%です。
- 高いインターネットユーザー年齢構成:35歳以下のユーザーは34%である一方で、55歳以上のユーザーは26%で世界平均の約2倍でした。また、女性よりも男性のほうが利用時間が長い傾向がわかりました。
- 巨大なオンラインリテール市場:オンラインリテールのリーチは86%で、これは世界で最も高い数値です。ランキングではAmazon、楽天、Yahoo!が上位にきている中、価格比較系サイトへの訪問者も多い結果となりました。
- エンターテイメントとオンライン動画も高い利用傾向:国内ユーザーは、世界とアジアのユーザーと比較しても、多くの時間をエンターテイメント系のコンテンツ利用に割いています。平均滞在時間はアジア平均の約2倍でした。サイトランキングでは、YouTubeとニコニコ動画がユーザー数と滞在時間の両方で高い数値を示しています。
- 伸びる余地があるソーシャルメディア:世界・アジア平均と比較すると、国内のソーシャルメディアユーザーは少ない傾向です。モバイルから「たまに利用する」というユーザーは増加しているものの、「毎日利用する」ユーザー数は減少しました。日本で最もリーチが高いのはTwitterでしたが、2位のFacebookとの差はごく僅かでした。
このレポートリリースにあたり、コムスコア・ジャパンのカントリーマネージャー、前川洋輔はこのように述べています。
「『Digital Future in Focus』は、世界で最も多く活用されているインターネット利用動向調査データ『Comscore MMX Suite』や、モバイル利用者動向調査の『Comscore MobiLens』など、当社が持つ膨大なデータから得られる知見を活用し国内市場の状況をまとめた、国内向けとしては初めてのリリースとなるレポートです。
市場の概況やカテゴリー別の調査結果、ディスプレイ広告に関する調査なども掲載したこのレポートでは、例えばソーシャルメディア市場について、スマートフォンユーザーの増加に伴い全体的な利用者数は増加傾向にある反面、PC経由の利用者は世界・国内共に減少傾向にあることが分かりました。また、「ソーシャル疲れ」などのキーワードも飛び交う中、スマートフォンからの利用頻度は鈍化している事も実態として把握するに至りました。肌感覚として既にある程度理解がある分野も改めて客観的に見つめる一つの方法として、当レポートをご活用いただければ幸いです。」
「Japan Digital Future in Focus 2013」について
日本のインターネット市場を形成する、モバイルやオンライン動画、ソーシャルメディア、オンラインリテール、オンライントラベルなどの2013年現在の利用状況を分析したものです。日本版に先駆け、英国版、米国版、フランス版、ブラジル版、スペイン版、ラテンアメリカ版、東南アジア版、インド版を既に公表しています。
Amarpal Singh
Senior Marketing Manager APAC
Comscore, Inc.
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