本当に重要な広告指標に立ち戻る

Comscore Viewabilityとは?
Comscore Viewability*は、ディスプレイ広告、動画広告、PC・モバイルキャンペーンを問わず、ベースラインであるビューアビリティの測定を可能にする無料のセルフサービスソリューションです。今年の第3四半期の末には、使いやすくクリーンなインターフェースでComscore Viewabilityを世界中からご利用いただけるでしょう。

なぜビューアビリティ測定を無料で提供するのか？
コムスコアは常に、広告効果の測定ではリーチ、フリークエンシー、GRP、リフトなどの重要な指標を重視すべきと考えてきました。しかし近年、デジタルエコシステムは成功の指標としてビューアビリティを過度に重視し、他の指標を見落としています。広告が確実に見られることは確かに重要ですが、効果を与えるには、ビューアビリティだけでは足りません。業界は、本当に重要な広告指標に立ち戻る必要があります。すなわちビューアビリティを、ベースラインという本来あるべき適切な位置に据えるのです。私たちはまさにこれを目指して、Comscore Viewabilityをエコシステム内のすべての広告主と媒体社の皆様に無料で提供するのです。

業界にとってどんな意味を持つか？
コムスコアは2011年にAdXposeを買収して以来、業界にビューアビリティ測定を提供してきました。また、ビューアビリティ測定を含め、オーディエンスと広告検証の両方について初めてMedia Rating Councilの認定を受けた企業です。しかし、市場に無料でビューアビリティレポートを提供するのは、今回が初めてです。

数年前に広告効果を測定するソリューションをローンチした際、私たちは業界に対し、効果を与えない無効なインプレッションを排除した後のビューアビリティという観点からブランドセーフティやオーディエンスの測定について話していました。しかしながら、どの国においても業界は取引材料としてビューアビリティばかりに注目し、広告効果を評価する他の重要な指標の基礎として見ることはあまりありませんでした。

実際、広告主は本物の人間へのインプレッション配信を求め、業界に蔓延する低いビューアビリティ率に幻滅しています。しかしビューアビリティは、目的に対する手段であり、キャンペーンの最終目標ではありません。

コムスコアは、ビューアビリティ計測への門戸を広げることを通して、業界の透明性と信頼を回復すると同時に、本当に重要な指標に改めてフォーカスする支援をします。ビューアビリティが、ベースラインになります。この基盤に基づき、ビューアブルなオーディエンス配信、ビューアブルなGRP、ビューアブルなリフトを評価できるのです。

さらに、ビューアビリティ計測の提供によりコムスコアは、OTSの面でデジタルをテレビと同じ土俵に立たせます。これにより、テレビ広告とデジタル広告の測定結果の整合性が高まり、クロス・プラットフォームの広告効果測定を幅広く導入する道が開けます。

私たちは、マーケターが広告への理解を深め、キャンペーンを最適化する上で役立つ指標にフォーカスする必要があります。広告が実際に配信されたか、長々と議論する人などいません。ビューアビリティを話題にするのはもうやめましょう。ビューアビリティは、最低限の前提です。

本当に無料なのか？
無料です。広告主と媒体側はディスプレイ広告、動画広告のいずれにおいても、無料のセルフサービスプラットフォームであるComscore Viewabilityを利用できます。ユーザーは、操作が簡単なUIを通してタグの生成、キャンペーンの設定、計測ができます。重要な点としてComscore Viewabilityは、GIVTやSIVTを排除したクリーンなビューアビリティレポートの提供などにおいてMRC認定を受けているvalidated Campaign Essentials (vCE)と同じタグとテクノロジーを採用しています。ブランドセーフティやデモグラフィック配信のインサイトなど、より堅実な検証に関心があるお客様は、有料のフルサービスソリューションであるvCEをご利用ください。

この画期的な取り組みを率いることができ、誇らしく思います。ビューアビリティ計測への門戸を広げることを通して、業界全体でクロス・プラットフォームのオーディエンス計測、広告計測が進むよう期待しています。最新情報のお受け取りをご希望の方は、こちらからご登録ください。

*本製品は、現時点では認定を受けていません。

本記事は英語で公開された記事の日本語訳です。

コムスコアは無料のビューアビリティ測定ソリューションのグローバル提供の開始を発表しました。

Comscore Viewabilityの詳細は、こちらをご覧ください。